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アデン王国の賢王デコンのもと、その高潔さと強さでアデン王国を襲う度重なる戦乱を終結させ、英雄としての名を示した赤髪の勇士デューク・デフィル。

戦後、平和が訪れたアデンで、デコンはその平和が長く続くように、娘である王女「ガドリア」をデューク・デフィルと結婚させ、彼を次代の王とした。デューク・デフィルはアデンをよく治め、民からは「善王」と呼ばれるようになる。しかし、突然のデューク・デフィルの崩御と時を同じくしての「ケンラウヘル」という王家の血縁を名乗る男の登場により状況は一変する。
ケンラウヘル、彼の真の名を「アステア」。

農奴の息子として生まれた彼は主人であり、デューク・デフィルの本当の従兄弟である「エリアード・ケンラウヘル」を切り殺してアデン貴族「ケンラウヘル」に成りすましていた。アステアはエリアードの異母妹に取りつき実体化した水精の魔女「ケレニス」を実力でねじ伏せ自らの配下とし、自身の野望である「王になる」ために動き出した。

善王亡き後王妃ガドリアはケレニスの魔術により誘惑され、ケンラウヘルを思慕するようになる。
そして二人は婚姻を結び、ケンラウヘルはアデンの王位に就いた。王となったケンラウヘルは専守を尊ぶアデンを侵略的な国家に仕立て上げ戦には勝ち続けるも、民には重税を課し、反逆者には徹底的な弾圧を加え、やがて「反王ケンラウヘル」とまで呼ばれる圧政者となった。

反王の王位簒奪に危機感を抱いたデューク・デフィルの側近はその遺児を逃がした。数年後、健やかに成長した父と同じ色の髪を持つ青年「デポロジュー」は志を共にする仲間を集め「血盟」を結成し、王座奪還の思いを胸に秘め旅立つところから物語は始まる……。